Wi-SUNアライアンスは2011年に日本で設立し、現在は46か国300団体を超える会員数を誇るグローバルな組織となっています。設立当初よりスマートシティ、特にユーティリティ向けの無線通信規格として国際標準のIEEE 802.15.4をベースにWi-SUN Bルート、Wi-SUN HAN(Home Area Network)、Enhanced HAN、JUTAなどメンバーが主体となり国際標準の仕様を策定するとともにエコシステムを構築し国内外で多くの採用の実績をあげています。
2012年には家庭だけでなく屋内外での様々な用途に用いることが可能となる国際標準規格のWi-SUN FAN(Field Area Network)仕様策定を開始、2015年に同仕様を発表して厳密な相互運用試験仕様の策定とWi-SUN FAN認証テストシステムの構築を経て2019年1月にWi-SUN FAN 1.0認証プログラムを開始と同時に各社から製品がリリースされています。
現在も機能の拡張を行いつつ標準化を進めており、Wi-SUN FAN 1.0の後方互換性を保ちつつ高度に拡張されたWi-SUN FAN 1.1仕様策定および開発をメンバー各社で進め最終段階となっているのに加え、電力、ガス、水道メータの共同検針の最有力候補であるWi-SUN IoTルートまで準備が進んでいます。
このOpen Houseではメンバー各社より最新の動向を解説するとともに中部電力パワーグリッド様をお招きしてIoTルートの概要をご講演頂きます。是非ともご参加をお待ちしております。